子どもの“からだのおかしさ”の実態を踏まえて,学校体育の課題を考える -子どもの「体力低下」の“実感”を追って-
体育科教育学研究 21(2)
本研究では,1960年代以降の日本の学校における「体力つくり」実践の成果と課題を,子どもの“からだのおかしさ”という観点も踏まえて分析し,21世紀初頭の学校体育の課題について体力の側面から,“証拠”を基に検討した.なお,本稿は,日本体育科教育学会第6回大会(2003年9月,於:信州大学)でのシンポジウム「子どもの体力問題を学校体育の課題としてどう受け止めるか」での報告内容を中心にまとめたものである.
pp49-55