視覚障害者女子柔道選手の動的重心動揺軌跡分析-X座標値からみた荷重の左右配分特性および姿勢制御力-
第27回日本障害者スポーツ学会
視覚障害者女子柔道選手を対象に立位股関節回旋運動中の体重の左右への配分をX座標値の左右配分から検討するとともに、X座標値の最大振幅から範囲から対象者らの姿勢制御力を検討した。対象者の30秒間のX座標値による荷重配分は、左右均等型例が1例(14%)、75%以上の時間帯が右側に位置する右型が4例(57%)、左型が2例名(28%)であった。X座標の最大振幅範囲は7名全員が50~100㎜の間にあった。対照群では柔道選手は全員が右型であり、一般女性は2名とも左右均型であった。荷重配分をX座標値の配分で検討し、両下肢の使い方の一側優位性の特性を知ることができた。X座標値の振幅範囲の検討から視覚障害者女子柔道選手の動的姿勢制御力向上を計るトレーニングの重要性が示唆された。
樋口毅史,竹内京子,梅原彰宏,服部辰広,菊原伸郎高橋優子,佐藤雅也,遠藤義安
共同研究につき本人担当部分抽出不可能