立位股関節回旋運動中の姿勢制御に及ぼす外乱因子の検討―視覚情報の影響―

人類動態学会全国大会

重心動揺計付き回旋角度測定器を用いて立位股関節回旋運動時に得られる諸データから姿勢制御力を評価し、さらに運動技能評価を試みている。本研究では、バランス感覚を向上させるトレーニングも兼ねて、閉眼でも回旋運動能評価を行っている競技選手から得られたデータをもとに、光覚情報（明暗）が回旋運動にどのように影響を及ぼすかについて検討を加えた。開眼時と閉眼時では、競技レベルの高い選手においてその差が殆ど無いか、閉眼時の動きのほうが円滑になる例があるのに比較して、視覚情報が遮断されることで不安定性が高まる場合は技術的に未完成なレベルと評価できることが示唆された。

竹内京子、松村秋芳、菊原伸郎、樋口毅史、伊藤正裕

同研究につき本人担当部分抽出不可能