これまでFIB-SEMを用いて筋再生中に筋線維間質に集積する細胞同士の相互関係や骨格筋修復課程における筋線維と間質細胞間の3次元的な関係について電子顕微鏡観察レベルの解析をおこなって来たが、免疫染色を行って細胞種を同定することは難しい。そこで、実験動物の下肢筋に挫滅損傷を与え、その後の筋損傷からの回復過程において時系列的に動物を屠殺し、FIB-SEM観察に加え免疫組織化学用凍結試料を作製し、集積細胞同士や筋線維との細胞相互関係を共焦点レーザー顕微鏡でデータを取得するとともに細胞相互の情報交換の可能性を探索する。