FIB/SEM観察による骨格筋損傷後に現れる筋線維間質細胞の細胞性ネットワーク
第119回 日本解剖学会総会・全国学術集会 講演プログラム予稿集 p155
SDラット腓腹筋に挫滅損傷を負荷し、その後の損傷筋線維および損傷筋周辺細胞についてFIB/SEM で連続600枚の電子顕微鏡写真を取得後、コンピュータソフトで3次元再構築像を作製し、筋組織間質細胞の形態および相互関係を検索した。その結果、損傷筋組織間質には形態の異なる3種類の細胞が確認され、それぞれが密接または連絡し、細胞性のネットワークを形成していた。このことからのこれらの骨格筋組織間質細胞は、筋線維の再生をより効果的に行うために連動して働のではないかということが示唆された。
小林正利、太田啓介、岡山聡子、東龍平、中村桂一郎
研究全般を担当