美　芸術　採点スポーツ　新体操

新体操採点規則の重要な要素である評価基準に焦点を当て、そこでの問題点について哲学的研究を加える。

現状の新体操では、高難度志向の採点規則によって本来重視されるべき芸術性が軽視され、運動特性および競技性と採点規則が適合されていないことが示唆されるため、スポーツとしての新体操採点規則の評価基準を見直す必要性を問う。
その為に、新体操のルーツ・歴史を概観し、新体操の運動特性を明らかにした上で、新体操では何を中心に競争しているのかを考察し、現状における評価基準の問題点を明らかにする。