柔道整復師の専門性獲得過程にみられる正統的周辺参加-診療所に勤務するいわゆる病院柔道整復師の事例より-(査読付)
柔道整復接骨医学 第18巻1号,p17~23
柔道整復師の専門性獲得過程について、診療所に勤務する柔道整復師集団を対象として参与観察を行った。そこには、熟達者、中堅、初学者というヒエラルキーが形成され、各階層間の相互作用による典型的な正統的周辺参加が観察された。柔道整復師の専門性獲得のためには徹底した現場での修練が必要であることが示唆された。本研究はいわゆる「現場のたたき上げ」を支持するものである。
稲川郁子、小林直行、早川雅成
筆頭著者として全般を担当