学術論文

基本情報

氏名 稲川 郁子
氏名(カナ) イナガワ イクコ
氏名(英語) INAGAWA Ikuko

名称

小児期から青年期における足関節捻挫の実態調査(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2018/11

発表雑誌又は発表学会等の名称

柔道整復接骨医学 第27巻2号,p83~92

概要

大学1年生を対象とし、小児期から青年期における足関節捻挫の実態に関して調査、報告した。対象者553名中の足関節捻挫受傷率は67.5%であり、内返し捻挫が91.7%を占めた。スポーツ活動中の受傷が多く、ジャンプ着地時の受傷が26.5%を占めた。初診医療機関は,接骨院が30.8%、医科が38.9%であり、医療機関を受診せず自己対処した者は27.6%であった。いわゆる捻挫グセは,テーピング治療群では50.0%、キャスト固定群では67.4%、装具・サポーター治療群では38.6%、包帯固定群では48.8%に自覚されていた。足関節捻挫においては、整形外科医だけでなく柔道整復師の役割も大きい。柔道整復師は、重症度の判断を含め、固定法の選択と工夫、さらに後療において機能的不安定性への包括的なアプローチ法を習得、実践する必要がある。

共著者

稲川郁子,福田雅志,小沢崇徳,片瀨皓太,鈴木星伍,本田岳

掲載ページ数

筆頭著者として全般を担当