柔道整復師の専門性獲得過程における「場」の重要性
日本柔道整復接骨医学会 第22回学術大会(東京) 柔道整復接骨医学 第21巻5号,p90
柔道整復師の専門性獲得過程における「場」の重要性について、暗黙知をキーワードに考察した。柔道整復師が専門性を獲得するためには、「よい手本」のもとで経験を共有し、暗黙知に触れる経験が必須である。この、経験の共有から暗黙知の伝達が行われる場所が「場」であり、ここでは正統的周辺参加による学習が典型的にみられる。柔道整復師が専門性を獲得していくためには、「場」への参加が前提となり、さらに「場数を踏む」ことが重要である。
稲川郁子、篠弘樹、金井英樹、早川雅成、糸数結樹