当世柔道整復師「ほねつぎ」考 ~徒手整復と医接連携
日本統合医療学会 第15回学術大会(大宮) シンポジウム「統合医療における柔道整復師」シンポジスト
統合医療とは、医師、薬剤師、看護師のほか、柔道整復師、鍼灸師、その他国家資格ではない整体師など、医療に携わるすべての職種が学際的に協業し、包括的な医療の実現を目指す形態である。柔道整復師の、他の医療職種に対する相対的独自性とは「ほねつぎ」にある。柔道整復師が「ほねつぎ」を蔑ろにし、代わりに他領域に職域を拡大することは、職種そのものの衰退に直結する。