大規模災害時における柔道整復師の役割 ~東日本大震災被災地支援活動から
全国柔道整復学校協会 第53回教員研修会(高松)教員研究発表 抄録集,p62~63
2011年3月11日の東日本大震災を受け、震災から3週間後に、スポーツ医療系NPO法人からの派遣による被災地医療支援に参加した。現段階における柔道整復師の現実的な役割は、災害亜急性期~慢性期にかけての、廃用症候群予防・介護予防のための取組みが中心であると思われた。また、他職種との連携として、医療職だけでなく、福祉職、心理職との連携を図ることが重要である。さらに、急性外傷の専門職として、今後、災害医療に資することのできる柔道整復師の養成も望まれる。