大腿骨頭すべり症における徒手整復の是非
日本柔道整復接骨医学会 第18回学術大会(大阪) 柔道整復接骨医学 第17巻5号,p398
第14回学術大会において、重症の大腿骨頭すべり症に対し柔道整復師による徒手整復と医師による経皮的固定術にて良好な成績をおさめた症例について報告した。その後、本症の治療法についてさらに文献を渉猟したところ、特に徒手整復の是非について議論が二分されていることを確認した。本研究は、大腿骨頭すべり症の徒手整復について、骨頭部のrealignmentに限界があることを考慮した上で、是とする立場から検討したものである。
稲川郁子、篠弘樹、金井英樹、早川雅成、栗原友介