徒手整復によりin situ pinningが可能となった大腿骨頭すべり症の一症例
日本柔道整復接骨医学会 第14回学術大会(東京) 柔道整復接骨医学 第14巻3号,p232
11歳男性に生じたPTA78°の重症の大腿骨頭すべり症に対し、柔道整復師が徒手整復を施行し、医師が経皮的固定術を施行した。大腿骨頭すべり症の重症例には、各種骨切り術が推奨されるが、本症例は徒手整復が奏功したとことにより、格段に侵襲の少ない経皮的固定術がday surgeryにより可能となった。高度な医接連携により、より患者に負担の少ない医療を実現することが可能となった。
稲川郁子、鈴木拓野、早川雅成、小林聖武、時田博文、並木一真、糸数結樹、市川絢也、青木勇人、戸田茂樹、残間洸司、角谷真吾、栗原友介