講道館柔道における「形」の創設と改変に関する考察
日本体育・スポーツ・健康学会 第71回大会(オンライン開催) web予稿集
武道における形は、各々の武道の核となる原理を示した文化の一形態であり、後進が軽々に変化させてはならないものである。しかし同時に、嘉納はあえて自らを絶対視させない態度をとり、折にふれその態度を表明してきた。現代の柔道人には、乱取だけでなく形に関しても、まず従来の形の研究と普及、そして新たな展開についての思考が求められる。