見学実習を実施した 2 年生 88 名、臨床評価・臨床技能(模擬診療型)を実施した 3 年生 80 名、総合(診療参加型)を実施した 4 年生 84 名を対象に、学年別における実習形態の違いが学生へのストレスに及ぼす影響を検討した。心理学的指標では、状態-特性不安尺度[STAI]を用いて測定した。生理学的指標においては、加速度脈波測定[アルテット]を用いて自律神経機能を測定した。さらに生化学的指標として、唾液アミラーゼ活性測定[唾液アミラーゼモニター]を用いて急性ストレスを測定した。各項目の実習前後の数値を Wilcoxon の符号付順位検定ならびに実習前後の人数を X2検定にて検討した。