三角骨骨折の4症例
第19回日本柔道整復接骨医学会
三角骨骨折は文献上、手根骨骨折の中では舟状骨骨折に次いで発生率が高いといわれるが、臨床上特徴が少ないため、教科書、文献等への記載は意外と少ない。また、三角骨骨折は体部骨折と背側皮質骨折とに分類されるが、後者の方が発生頻度は高いといわれる。今回我々が経験した4症例もすべて背側皮質骨折であり発生原因も文献と同様であった。すなわち手関節背屈強制により尺骨茎状突起と三角骨背側が衝突し剥離骨折が発生したと考えられた。
服部辰広、蓮沼鉄也、小林喜之、浅谷健介、加藤征
第19回日本柔道整復接骨医学会(抄録p.399)共同研究につき担当部分抽出不可能