中指Locking fingerの1症例
第13回日本柔道整復接骨医学会
Locking fingerは手指のMP関節が屈曲位に固定されて伸展不能となる疾患で、国内では約200例の報告がある。Locking fingerは示指と中指に好発するが、その発生原因には差異があり、中指での発生に関しては骨棘等の年齢的変化の関与が大きい。今回我々が経験した症例も中手骨頭部に明らかな骨棘を認める変性型であった。Lockingの改善として山中らの提唱する整復動作を試みた結果、靭帯損傷等を合併せず良好な経過が得られた。
服部辰広、松田康宏、蓮沼鉄也、小林喜之、浅谷健介、福島英夫
柔道整復・接骨医学13(3)234共同研究につき担当部分抽出不可能