本論文は、近年、4年次に実施されるインターン臨床実習の大きな問題点として、学生の質の低下が挙げられる。その学生の質の低下として問題されているのが、コミュニケーション能力の低下やモチベーションの低下、そして指導内容に対しての理解力低下などが挙げられ、これらの問題により、従来通り実施されている臨床実習現場での指導方法に対し、対応できない学生が散見できる。このような現状のなか、実習施設訪問の際に各施設が独自の学生指導方法や、現状把握の方法を経験することがある。今回、各施設の指導方法を調査し、施設側の意見を知り得ることができたので報告した。