本研究の目的は、直交した壁に殿部と下肢外側が接触したWSフォームにより、正しい下肢の運動方向を理解し正確に実施できているかを明らかにすることである。対象は、下肢の運動器障害を有する者でWSを自主トレーニングとして指導し実践した者12名である。実践にて感じたことをアンケート用紙に自由記載し、その文章から別宮らが考案したテキストマイニングを用いて、身体・動作面の表現と心理面の表現を抽出し分析した。結果、WS体験下の身体・動作面の表現および心理面の表現において、ポジティブな単語が多く抽出された。WSの実施者は下肢アライメントを主観的にも理解し、正確なスクワットフォームで実施している傾向が示唆された。