スノーボードのワンメイクジャンプ着地時における転倒パターンの分析
臨床スポーツ医学
スキー場内のワンメイクジャンプ台着地付近に設置したビデオにて撮影された445例のうち転倒していた177例を転倒解析した.転倒率は39.8%と高率であり,ジャンプ滑走頻度が2.9例/分で約20秒毎に1人がジャンプを行っていた.転倒様式は手からの接地が74.5%と頻度が高かった.頭部打撲例は29.9%で,谷側後転では重症頭部外傷を引き起こすものと考えられた.重症外傷の予防として,滑走間隔を十分に取る事や上肢のプロテクターの装着が必要であると考えられた.
萩原あいか, 入江一憲, 橋本俊彦, 井上和彦
第19巻 第4号 P.439~P.442. 共同研究につき本人の担当部分の抽出不可能