慢性関節リウマチ(RA) 脊椎の外科的治療のタイミングと実際
科学評論社
RAの脊椎病変はRAの重症度に相関する傾向があり,特にムチランス型の頸椎病変は高頻度にみられる.確定的な手術適応はないが,脊髄症状,後頚部痛,骨破壊,環軸椎脱臼などが高度で,重篤な合併症が否定されれば手術療法が選択される.手術は除圧術と固定術が基本となり,内固定材料の進歩により手術成績は向上している.
橋本俊彦,井上和彦
リウマチ科 第27巻 特別増刊号 P.608~P.613.