The condition of bone metabolism and therapeutic exercise in elderly male hemodialysis patients

XX Congress of the International Society for Electrophysiology and Kinesiology

対象は週3回の男性の外来維持血液透析患者11名（67.7±9.8歳）で，骨代謝の評価としてint-PTH，TRACP-5bを測定，日常生活活動についてはFIMの移動項目5項目を用いて評価を行った．int-PTHの平均値は152.5±80.0pg/ml，TRACP-5bは466.0±280.5mU/dlであった．ADLはBarthel Indexで96.2±12.9点（平均得点率96.2％）(100点満点，55-100点)，FIMで33.5±4.0点（平均得点率95.7％）（35点満点，21-35点）であった。また、HD-PDADLでは基本動作11.9±2.2点（得点率（以下同様）79.4%），歩行動作15.7±4.1点（63.0%）、階段動作11.6±2.8点（58.3%）であった．統計学的分析では，HD-PDADL得点と骨代謝マーカーの測定値には有意な相関はみとめられなかった．運動療法については、透析中の介入が中心であり、筋けいれんや末梢循環障害を始めとする透析中の愁訴に対するものや下肢筋力増強など移動動作向上を目標としているものが多かった．

荒木智子，橋本俊彦