透析患者における運動療法の必要性
第17回 日本臨床スポーツ医学学術集会
透析患者の大腰筋は加齢変化と共に相対的に運動量が少ないことに起因する廃用性変化がみられる.両脚挙上運動直後に大腰筋のT2緩和時間が有意に延長するが遅発性延長はみられないことから,透析患者においても過負荷なく有効な運動療法である.透析患者における両脚挙上運動の短期経過において,運動開始後に運動中や運動後に運動の影響による血圧の変動や除水効率の悪化がみられなかった.
橋本俊彦,福林徹,井口靖浩,渡辺尚彦,井上和彦