スノーボード外傷における肘関節脱臼の初期治療
第13回 日本臨床スポーツ医学会学術集会
1997年から2001年度シーズンに塩沢町スキー診療所において初期治療を行ったスノーボードによる外傷性肘関節脱臼82例について,アンケート調査から初期治療後の経過について検討した.3週間の外固定にて84.1%が競技復帰していたが,26.1%が肘関節の不安定感を訴えていた.早期の愛護的な徒手整復,外固定が肘関節の不安定感に関与するかは不明であるが,QOLの面からは有意義であった.
小林真須美, 橋本俊彦, 千葉純司, 井上和彦