外傷ショック患者に対する病院前輸液の効果-救急救命士処置拡大に向けて-
第28回日本外傷学会総会・学術集会 ポスター発表 東京都江東区
外傷によるショック患者に対して病院前輸液を行うことは、SBPの改善や生存率に有意な差は認められなかったが、一定の改善傾向が認められた。今後、外傷によるショック患者の病態把握能力が求められ、輸液の投与量やその評価(効果)の判断が求められる。病院実習において、静脈路確保等の手技だけでなく、病態把握に対する教育がより一層必要である。