FasudilはLPSによる皮膚・腸間膜血管透過性亢進を抑制する
第40回救急医学会総会・学術集会 一般演題 京都府京都市
lipopolysaccharide (LPS)による血管透過性亢進におけるRho/ Rho-kinase シグナル経路の役割について検討した。モルモットの皮膚および腸間膜において、LPS投与により血管透過性亢進が観察された。Fasudilは内皮細胞の収縮を抑制し、血管透過性亢進を阻害したと考えられた。LPS作用発現の早期においてfasudilを投与すれば、エンドトキシン血症の重症化を防ぐ可能性がある。