スポーツボランティアに対する認識と参加意欲の関係性:体育系大学生に着目して
『運動とスポーツの科学』第26巻1号
本研究は体育系大学生のスポーツボランティア活動への参加意欲を向上させる要因や認識を明らかにすることを目的とした。調査の結果、「ボランティア精神」、「ポジティブな活動」、「他律参加」、「スポーツ技能の活用」、「報酬」、「所属先参加」の6因子が抽出され、肯定的な認識が多い反面、自主性や無償性が欠如した認識も混在していることが確認された。また、参加意欲に最も影響がある認識は利己的な認識で構成されている「ポジティブな活動」であることが明らかになった。
清宮孝文、門屋貴久、依田充代、阿部征大
pp.31~44