ボランティア教育の具体的な内容は以下の11項目に集約される。
①「共感のネットワーク」の定義
②「地球市民」の立場としてのボランティア活動
③「他者」との共感を大切にするボランティア活動
④「他者」への理解と配慮を大事にするボランティア活動
⑤「ボランティアマインド」をこめた活動
⑥「ボランティアによる学び」の重視
⑦「自分自身の存在感」を実感するボランテ ィア活動
⑧フットワークに優れたボランティアマネジメントの展開
⑨継続的行動のための「ボランティア・フォロー・アップ」
⑩「ボランティア・オンブスマン」によるボランティア活動「監視」
⑪「地球市民」の立場からオリンピックそのものを問う。
「長野オリンピックに参加して良かったですか?」という設問に対して回答学生全員が「はい」と回答しており、長野冬季五輪のボランティア参加は、学生にとっても成果があったと示唆される。また、「今後もスポーツボランティアに参加したいと思いますか?」という設問に対して84.5%の学生が、今後も参加したいと回答しており、これも今回のボランティア教育を通じての、団体ボランティア参加に対する成果であると示唆される。