不確実性と不可逆的投資
京都大学経済論集 第9号
不確実性の下での設備投資に関する最近の理論を概観し、それらの特徴をまとめ、拡張をはかったもの。最近のアプローチは、option valueアプローチとq理論アプローチに、大きく分けることができるが、それらは、不確実性が増大すると、投資が減少する/増大すると逆の結論を導出している。これは、機会費用を考慮にいれるか、いれないかに依存している。そこで、q理論アプローチに機会費用をいれた場合のモデルを分析した。
p.1~p.12