学術論文

基本情報

氏名 八木沢 誠
氏名(カナ) ヤギサワ マコト
氏名(英語) YAGISAWA Makoto

名称

女子剣道の誕生に果たしたしない競技の役割

単著・共著の別

共著

発表年月

2013/03

発表雑誌又は発表学会等の名称

日本体育大学紀要、第42巻、第2号、P79-89

概要

戦後日本における女子剣道は、終戦直後において剣道の復活を果たすべく試みられたスポーツとしての剣道、すなわち「しない競技」が男子のみならず女子に実施されたことで、それに通ずる剣道への関心が戦前においては剣道にほとんど携わることのなかった女子にも次第に抱かれ、昭和30年代頃からすこしずつ剣道を行う女子が増え始め、その後の女子剣道の隆盛へと繋がっていったと思わなければならない。つまるところ、剣道の全面禁止によって誕生した西洋の合理性を取り入れた方法と伝統的技法が融合してしない競技が誕生、これが当初から女子をも対象にしていたことから、女子のための剣道の道が拓かれたと考えるべきである。

共著者

新里知佳野、矢野裕介、高野一宏、八木沢誠

掲載ページ数

日本体育大学紀要第42巻第2号 p.79~p.89