青森県体育協会指定の高校強化選手(スピードスケート選手男子、クロスカントリースキー選手および女子、各郡12人計36人)を対象としてトレッドミルを用い運動前後の採血を行い検討した。その結果、運動直後に白血球数が二倍近くまで上昇したが、これはリンパ球、好中球、および単球の数的増加によるものであった。運動負荷に伴う急性変動に関しては、特に群間差が認められなかったが安静時の総蛋白数においてスピードスケート選手に比較しクロスカントリースキー選手で優位に低値であった。これは持久性トレーニングによる影響の可能性も考えられる。