情報エントロピーからみた相撲のくずし技と決まり技の関係
日本体育大学紀要 21(1)
本研究は各大会において出現した784のくずし技と決まり技を分類整理し、くずし技として最も有効と考えられる技の群の特定を試みたものである。なお、この「有効性」の判断の基準として、そのくずし技から展開される決まり技の確率分布のもつ情報エントロピーの値、すなわちそれぞれのくずし技から発展するところの決まり技の分布を情報エントロピーと統計的分散の値とを用いて評価している。
松本茂、斉藤一雄、甲斐知彦、小川光哉、塔尾武夫
p.63~p.68