分散を用いたスポーツにおける技術の統計学的分析(2) -間合いを中心にした空手道競技にかんする戦術について-
日本体育学会第41回大会号
空手には元来各流派が培った練習方法がある。これまで空手の戦術は各自が経験から身につけた「かん」や「こつ」に頼るものであった。そこで、空手の戦術体系化が必要になると考え、本報では筆者が大別した行動形態を中心として決まり技に至るまでの技の経過と出現した決り技を統計的には分散、百分率を用いて定量的に分析し、定性的に明確にしたので報告した。
官平喬、山内賢、片瀬文雄、斉藤一雄、深山元良、塔尾武夫
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