日本体育協会ATの資格制度が開始された1994年以前をⅠ群、それ以降をⅡ群に分け、ATの変遷を調査した。男女比ではⅠ群11.5:1、Ⅱ群では4.5:1と徐々にではあるが女性の割合が増加している。年齢では、回を増すごとに平均年齢が高くなっていた。保有資格においては、鍼・灸・マッサージが最も多くJASA-ATも徐々にではあるが増加していた。これらのことから、女性アスリートの活躍と共に女性ATが増加、オリンピックにおいてはIDの関係からマルチに活動できるATが求められ、一定の経験年数が必要であること、また、コンディション調整には鍼灸マッサージの資格が求められていることが示唆された。