障害者フライングディスクは、安全かつ気軽に取り組めるものとして競技人口が増えている。さらに、全国障害者スポーツ大会では正式種目であるとともに、陸上競技の次に出場選手の多い種目であり、これまでの普及活動と相まって、障害のある人の生涯スポーツとしても認識されてきている。本稿ではA県障害者フライングディスク協会の活動に注目し、主催する大会や公認指導者養成講習会、巡回教室への直接参加、月例教室への訪問調査、スタッフへの聞き取り、提供された資料の分析を通して、障害者スポーツ団体の活動の実際を明らかにした。