中高齢男女を対象とした生活活動とメタボリックシンドロームとの関係(査読付)
京都滋賀体育学研究. 31: 11-16
本研究は日本人男女72名を対象に身体計測,血液データ分析,三軸加速度計による身体活動量測定を実施し、メタボリスクに影響を与える身体活動パターンの特定を目的とした.その結果,若年者群では身体活動パターンとメタボリスクとの間に有意な関連は確認されなかった.しかし,中高年群では低強度の生活活動量とメタボリスクとの間に有意な差が確認された.これらの結果から中高年群においては性別を問わず,低強度の生活活動量の増加がメタボリスクの改善に効果的であることが示唆された.
奥松功基,青木政美,渡辺真也,家光素行,佐藤幸治,栗原俊之,大塚光雄,藤田 聡,浜岡隆文,真田樹義