Depressive symptoms, anxiety, and quality of life of Japanese women at initiation of ART treatment

Scientific Reports, 11(1), 7538

体外受精または卵細胞質内精子注入によるART治療を開始した女性513名を、首都圏の4つの医療施設とウェブ上でリクルートし縦断調査を行った。ベースラインでは、社会人口統計学的情報を収集し、抑うつ症状、不安、およびQOLを評価した。全体および年齢などの要因で層別して記述的な分析を行った。Quick Inventory of Depressive Symptomsで評価した軽度の抑うつ症状またはそれ以上の症状は、参加者の54％に認められた。State-Trait Anxiety Inventoryの平均スコアは52点、標準偏差は11で、39％が不安が強いと分類された。SF-12で評価したQOLの結果は、社会的機能と役割（感情）に同じような負の傾向が見られましたが、一般的な健康状態と身体的機能は全国平均と一致していた。若年者は高齢者よりも心理的に悪い状態にあった（抑うつ症状についてはp<0.01）。患者はART治療の初期段階から、抑うつ症状、高い不安感、低いQOLのリスクを抱えている可能性が示唆された。

Kato, T. Sampei, M. Saito, K. Morisaki, N. Urayama, K. Y.

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