Psychological distress and living conditions among Japanese single-mothers with preschool-age children: An analysis of 2016 Comprehensive Survey of Living Conditions

journal of affective disorders 286

日本の厚生労働省が行った「国民生活基礎調査」（2016年）の全国データを活用し、母子家庭の母親と二人親家庭の母親を比較し、さらに世代間の同居によって細分化した。社会人口学的特性、生活習慣、心理的苦痛、主観的健康状態、ストレスについて調べた。 世代間同居のないシングルマザーは、他の世帯に比べて厳しい生活環境に置かれていることがわかった。重度の心理的苦痛は、同居していないシングルマザーの11％に認められたが、同居しているシングルマザーでは6％、二人親世帯の母親では4％であった。人口統計学的変数を調整した多変量解析では、世代間同居のないシングルマザーは、同居のない二人親世帯の母親と比較して、重度の心理的苦痛のリスクが約2倍になることが示された（OR=2.34, 95% CI: 1.71-3.22）。同居していないシングルマザーは、喫煙や飲酒を頻繁に行い、睡眠不足になる傾向があった。

Kato, T. Takehara, K. Suto, M. Sampei, M. Urayama, K. Y.

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