Psychological distress and living conditions among Japanese single-mothers with preschool-age children: An analysis of 2016 Comprehensive Survey of Living Conditions.

J Affect Disord. 2021 May 1;286:142-148.

国民生活基礎調査データ（2016年）を二次活用して、社会人口学的特性、生活習慣、心理的苦痛、主観的健康状態、ストレスについて母子世帯と2人親世帯の母親を比較した。世代間同居のないシングルマザーは、他の世帯に比べて厳しい生活環境に置かれていることがわかった。重度の心理的苦痛は、同居していないシングルマザーの11％に認められたが、同居しているシングルマザーでは6％、二人親世帯の母親では4％であった。人口統計学的変数を調整した多変量解析では、世代間同居のないシングルマザーは、同居のない二人親世帯の母親と比較して、重度の心理的苦痛のリスクが約2倍になることが示された（OR=2.34, 95% CI: 1.71-3.22）。また、同居していないシングルマザーは、喫煙や飲酒の頻度が高く、睡眠不足になる傾向が見られた。

Kato T, Takehara K, Suto M, Sampei M, Urayama KY.

142-148.Epub 2021 Mar 4. PMID: 33721741.