米国の社会科研究の方法論的特質—テキサス大学オースチン校「小学校社会科教育法」を事例にして—(査読付)
全国社会科教育学会『社会科教育論叢』第48集
論文は米国テキサス大学オースチン校の教育学部教員養成講義「小学校社会科教育法」を事例に、米国の小学校教員に最低限求められる「教師による社会科研究の方法論」の特質と、その背後にある米国小学校社会科における教師観を明らかにすることを目的とした。多様な子どもに対応できるよう教師が自立的に授業を構成することだけでなく、その授業の必要性については州カリキュラムにもとづいた説明責任を果たすことが求められていることを論じた。
pp.77-86