中学生の平和意識・認識の変容に関する実証的研究―単元「国際平和を考える」の実践・評価・比較を通して
広島大学平和科学研究センター『広島平和科学』第30号
本論文は、中学生に平和の概念とその形成・構築の方法を学ぶ機会を提供し、生徒の学習結果の評価によって、平和の形成・構築の教育としての単元の有効性を明らかにしたものである。生徒の平和についての価値判断を変容させる具体的な単元として「国際平和を考える」を開発し、学習内容に違いを設け、複数の中学校で実践し、生徒の授業前後のテスト結果を比較分析し、子どもたちの平和意識・認識を向上させる学習改善の方向性を究明した。
池野範男、川口広美、田口紘子、井上奈穂、伊藤直哉、南浦涼介、河村直明、三反田隆志
pp.71-93, 授業実践、データ収集、結果考察を担当