ヒストリー・ワークショップによる歴史ストーリー構築学習原理-“Connecting with the PAST”を手がかりとして-
中国四国教育学会『教育学研究紀要』第52巻,pp.138-143
本論文は、構築主義的アプローチを取り入れたワークショップ学習として、高校の単元「ヒトラー、ホロコースト、第二次世界大戦の意味を作ること」についての授業記録書を分析し、その学習原理を解明した。授業は、子どもたちの自主的・自立的な歴史認識を形成することを目的としており、子どもたちが自主的に歴史ストーリーを構築する過程によって、歴史認識の多元性を保障していることを明らかにした。
pp.138-143