構築主義的アプローチによる歴史学習原理-“Crossroads: A K-16 American History Curriculum” の場合-
中国四国教育学会『教育学研究紀要』第51巻,pp.506-511
本論文は、構築主義的アプローチにもとづく歴史学習原理とその特質を明らかにすることを目的とした。その手がかりとして、アメリカ史カリキュラム“Crossroads”のMiddle Schoolにおける単元Ⅵ「今や我々は重要な南北戦争に従事した」を分析した。学習内容として過去の社会問題を取り上げ、その解決過程を学習過程とすることで歴史を手段とした批判的な態度育成を可能にし、子ども達の自主的・自立的な歴史認識育成を可能にしていることを究明した。
pp.506-511