スポーツ哲学は「スポーツとは何か」あるいはスポーツを通して「人間、社会とは何か」を問う。さらに、スポーツに起こっている現実の問題に対しては倫理学の立場からスポーツ倫理学として考察を行う。具体的な研究テーマは次の通りである。
1. 他者問題および人間的連帯の問題をスポーツから考察する。
2. ヤスパース、オルテガ、ホイジンガなどの時代批判から社会とスポーツの関連を考察する。
3. ドイツの哲学者であるH. レンクのスポーツ哲学について、1997年以降の著作を視野に入れて学位論文では書けなかった評伝を「スポーツ哲学史」としてまとめている。
4. 上記のことと関連してレンクの著作の翻訳を進めている。