体育哲学における学校体育論議の検討と視界(2). 学校体育論議の起点としての哲学的源泉―体育はこどもたちをどうしたいのか?―
体育哲学研究 第41号、pp.29-47
平成22年9月に中京大学で開催された日本体育学会体育哲学専門分科会シンポジウムにおける発表を基に執筆したものである。特に実存哲学の立場から人間形成の問題を論じ、学校体育でどのような人間形成が図られるべきかについて検討がなされた、その結果、体育が目指す地点は、科学の成果をブレーキにしつつ、形而上学的な努力を導くことであるとの結論が得られた。
大橋道雄、阿部悟郎、佐々木究、森田啓之、関根正美、久保正秋
5. 「ヤスパースの視界―子どもを教える空間で起こること」p.39-p.42