遊戯としての身体運動における経験―ホイジンガの再解釈からー(査読付)
体育・スポーツ哲学研究 第30巻2号、pp.99-111 (日本体育・スポーツ哲学会)
本研究における課題はホイジンガの再検討を通して遊戯概念をとらえなおすことである。先行研究で取り上げられてこなかったホイジンガの「語源論」に商店を当てて遊戯論の観点からスポーツと身体運動における経験の内容および条件を明らかにするとの手続きで考察を進めた。その結果、「すばやい運動」と反復洗練の行為である「技の洗練」として現れる禁欲的な身体運動が遊びになり得るとの結論に至った。
pp.99-111