Modern Sport and the Problem of Others(査読付)
ACTA UNIVERSITATIS PALACKIANAE OLOMUCENSIS GYMNICA 36-2 pp.79-83 (PALACKY UNIVERSITY OLOMOUC)
本研究は競技者間に相互に存在する倫理意識が何に由来するかを考察したものである。具体的にはドーピングは悪であるとの認識が競技者の間で成立することを例証しながら考察を進めた。結論として競技者間の倫理の承認を、身体を通した共感の存在に求めた。それはM. メルロ=ポンティが唱えた知覚世界が関係している。競技者間に共通する倫理の普遍性は身体的知覚を通して他者を認識できるかどうかにかかっているのである。
関根正美、石垣健二
全体の構想と草稿の執筆を担当