オリンピック運動とオリンピック競技者に対するスポーツ哲学の役割
体育・スポーツ哲学研究 第28巻2号、pp.111-118 (日本体育・スポーツ哲学会)
本研究は2006年10月に日本に来日したハンス・レンク(カールスルーエ大学名誉教授)の講演の解釈を彼の主要概念である「独創的達成(Eigenleistung)」を中心に据えて試みた物である。講演では、オリンピックの思想的遺産の解明と競技者の人権を擁護することの必要性が「独創的達成(Eigenleistung)」の観点から主張されており、筆者らはそれを彼の経歴や背景も射程に入れながら論じた。
関根正美、杉山英人、畑孝幸
4.「スポーツと哲学の出会いーセミナー以前以後」pp.115-117の執筆を担当