‘Eigenleistung’考(2):スポーツと「達成(Leistung)」の社会哲学
岡山大学教育学部研究集録 106(岡山大学教育学部)p.185 ~p.193
本研究では(1)に続いて社会哲学の観点から達成批判およびスポーツ批判へのレンクの反論を検討し,達成の危機に関する言説を取り上げつつ,Leistung 概念の限界について考察を行った。社会哲学の観点から見た場合,Leistung 概念の限界は明らかであり,そのなかでレンク人間の独自性や創造性を救い出す作業を遂行していることが明
p.185 ~p.193