ハンス・レンクのスポーツ哲学に関する研究序説:その基本構想とアプローチ(査読付)
体育・スポーツ哲学研究15(1)(日本体育・スポーツ哲学会)p.29~p.38
本研究の目的は,ハンス・レンクによるスポーツ哲学の基本構想を概略的に示すことにある。レンクはスポーツ哲学を構想するにあたって多元論的立場をとり,従来のスポーツの哲学的解釈に対して批判を展開する。彼は多元論的立場から従来の解釈の統合を図り,人間の主体と社会の両面からスポーツを追究しようとしている。このようにして,レンクは哲学の対象としてスポーツ哲学へのアプローチを試みるのである。
p.29~p.38